退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

物語の冒頭  4年国語「ごんぎつね」

今日は「ごんぎつね」の冒頭を読む授業を参観しました。
ワークシートの中心に「○○○○ごん」という形で「ごん」はどんなきつねなのか、一言でタイトルを考えさせました。それをマップ形式で、その理由、根拠などに広げる方法です。
「いたずらごん」「さびしがりやのごん」「いじわるだけどやさしいごん」「さびしがりやのごん」「ぼっちのごん」などを中心の枠に書き込んでいました。
そして、「その理由は?」と問いかけると、「いたずらするのはさびしいからです」「遊んでほしいと思っています」などと答えていました。
その後、その根拠、根拠となる叙述などを考えます。直観で読み取ったことについて、根拠をたどってつくり上げる「確かな読み」になっていました。
一方、気になったことがあります。冒頭は、その物語の基礎となる重要な情報の記述がある部分です。人物、時、場所などを読者に提示して、これから始まる物語の基礎が語られます。その冒頭の役割を子どもたちにきちんと伝えましょう。そして、「冒頭で述べられている物語の基礎」の理解が不十分なまま次の学習に進むことがないようにしましょう。

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ホノルル 2018年8月