退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

中間評価の改善で自ら学ぶ外国語活動に

第16回全国小学校英語教育実践研究大会山梨大会(2020年2月)
2日目の分科会、黒木 愛先生の実践発表から学んだこと(その2)

現在行われている外国語活動の多くは、単元のはじめに表現の目的をもって、次にそのために必要な表現を練習し、単元の終わりにはその表現を使って目的を達成するという構成になっています。
この指導過程では、言葉や表現は教師から与えられたもので、練習も単調になってしまうことがあります。
毎回のやり取りの中間評価を充実させることで、この課題を解決することができます。
中間評価にある程度の時間をとって、「これは何と言うのかな?」「これを伝えるにはどんな言葉を使ったらいいのかな?」など、前半のやり取りの中で困ったことや疑問に思ったことについて発表させます。
子ども同士の話し合いで解決させて、子どもだけでできないところだけ教師が助言するようにします。
この方法であれば、教師から与えられた定型文を繰り返すだけでなく、子どもが必要感をもって活動できます。
関連した表現を自然な形で増やせるでしょう。
定型文を何度も練習させるだけでなく、実際のやり取りを通して子どもが自ら考えて、英語で言えることを増やしていくことができます。