退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

精神的不調は身を忙しくして治す

「老活の愉しみ 心と体を100歳まで活躍させる」帚木蓬生 朝日出版社

何もすることがないといろんな事が思い出されます。そんなときに頭に浮かぶのは、これまでの失敗や間違いばかりなのはどうしてでしょう。気をつけなくてはいけません。悩みや不安は脳を傷つけるそうです。考えてもどうにもならないことは忘れることが一番。私はもう随分前から体も頭も常に動かし続けるよう心がけています。

学校の仕事はこれで終わりということがありません。これからの教育で大切なことは何か、どうしたら授業を充実させることができるのか。それは、難しい問題です。しかも変化し続けているので、どこまで行ってもゴールは見えません。しかし、一生考え続けることができる問題です。それを考えているときは心の充実を感じます。

 

著者は医師の仕事を続けながら、毎年小説を一作品書くことを自分のルールとしています。60歳のときの急性骨髄性白血病も、この考え方で乗り越えたと語っていました。私は学校の仕事の他、家庭での料理、洗濯、掃除など、家事全般も楽しんでいます。頭と身体をいつも動かし続けています。帚木先生にはとてもかないませんが、私も老活を愉しむことができるようになりたいと思っています。