退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

授業

授業で学級をつくる

夏季休業中は延べ29回の面談を実施しました。授業や学級づくりに関すること、指導案作成など、1人約1時間。普段は短い時間しか話ができないので、まとまった時間にゆっくり話を聞くことができるのは貴重な機会でした。 先生方との面談で聞いたことは、「も…

「授業で語る 違いから迫る本質論」土居正博・松村英治著 東洋館出版社

4月からの仕事が決まりました。 市内の小学校4校の2~4年次の教師への授業支援をします。 毎日、授業を参観して、よかったところと改善した方がいいことについて助言します。 そのために、授業改善についての最新最良の知見を求めていました。 1988年生まれ…

授業アドバイザーが教える『授業改善』30の秘訣

一部の子どもだけでなく、全員が参加する交流はどうすれば生まれるのでしょう。まずは、多様な考えが出るような発問を心がけることです。答えの選択肢が多く、その理由や根拠がたくさん出るものを主要発問にすれば、話し合いは一問一答で終わることはありま…

「子どもの『全力』を育てる 国語科指導ことば」(土居正博著)

毎日いろんな学級を見て回っています。明るく落ち着いていて前向きな雰囲気の学級もあれば、残念ながらそれとは反対の学級もあります。教師はみんな、よい学級集団を作ろうと努力しています。しかし、いくら時間と努力をかけても効果が表れないことがあるの…

「問いほぐし」で深い学びへ 

「学びを語る 深い学びとは 『問いほぐし』で前提疑おう」(敬愛大准教授・教育哲学者 佐藤邦政さん 朝日新聞2020年1月13日)を読んだ。 なぜ問いを立てることが大事なのだろう。一問一答では思考は深まらない。だから、問いに対して答えを見つけるだけでな…

「静かな環境」から生まれる豊かな学び

先週参観した学級はどれもすばらしい授業が成立していました。5年生の算数、6年生の社会科の授業でした。難しい時期の子どもたちを上手にまとめ、意欲的に学習へ向かわせるのは、ベテラン教員でも苦労するのですが、まだ若い教員たちが、見事に授業を進めて…

”Give and Give”の考え方で

「即興スピーキング活動」胡子美由紀「”Give and Give”の考え方で“Give and Take”、与えればその分返ってくるという考え方はよく言われると思いますが、”Give and Give”という言葉を聞いたことがありますか?生徒と信頼関係を築くには、”Give and Give”、つ…

逸脱や脱線、偶然性といったものを非としない

今日は教育センターで会議の後、図書室で次の研修会のための資料づくり。 言葉と思考と伝達に関する情報収集。 「話芸というと、落語や漫才を思い浮かべるかもしれませんが、教室での教師の立ち位置はそのような単一的なものではありません。説明的な話し方…

説明する力を伸ばすには

説明する力を伸ばすには 自分の考えをみんなの前で発表することは、毎日の学習で、どの教科においても行われていますが、子どもたちにとってはかなり難しい活動なので、伝え合い活動として成立している場面を見ることは残念ながら多くはありません。どのよう…