退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

マイアミの日本庭園

昨日は友人から紹介してもらったマイアミの大学生2人とZOOM会議をしました。

はじめはお互いの近況報告です。私は日本のコロナの状況を説明しました。小学校にも感染がまだ続いて起きていることに驚いていました。アメリカはもう終息が見えているようです。

彼らはマイアミにある日本庭園を訪れたことを話してくれました。伝統的な日本家屋、石灯籠、鯉が泳ぐ池。そこには石庭までありました。この地に住んでいた日本人がつくったもので、現在は市が譲り受けて管理しているようです。話を聞きながら「その女、ジルバ」の移民たちのエピソードを思い出しました。祖国を離れた人たちの祖国への愛。それは想像以上に強いことが分かります。

後半は彼らが興味を持っている川端康成について話しました。先日の天声人語に川端の名前がありました。日本では家族の介護をしている子どもが増えているという話題です。早くに両親を亡くした川端は、子どもの頃に祖父の介護をしていました。川端はその介護の大変さを後に詳しく語っていたそうです。

私は「伊豆の踊子」を読むように勧めました。この作品の上質なセンチメンタリズムが大好きだからです。川端文学は現代のアメリカ青年にどう受け止められるのでしょう。感想を聞くのが楽しみです。

最後は日本語レッスンです。彼らは二人とも日本語を学んでいます。コロナの状況、川端について、英文を日本語に変換する練習をしました。毎回、準備が大変ですが勉強になります。