退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

パレスチナの青空

「中学生から知りたいパレスチナのこと」(岡真理、小川哲、藤原辰史著)を読みました。

 

子どもの頃に見ていた西部劇では、騎兵隊は正義の味方、インディアンは悪者でした。

中学生のときに見た映画「小さな巨人」は、インディアンの視点から描かれた西部劇です。

その頃から視点の見直しが進んで、今ではそんな映画を作る人はいません。

インディアンもネイティブ・アメリカンと呼ばれるようになりました。

 

イスラエルは植民地国家なので、それと同じ状況なのですが、パレスチナへの支持はなかなか広がりません。

それはなぜでしょう。

同じような状況にあるウクライナと比較すると、その理由が見えてきます。

私たちはウクライナのことをよく知っている。だから支持が広がりやすい。

反対にパレスチナのことはよく知らない、だけどイスラエルや「西側」のことはよく知っている。

アメリカもイギリスもドイツも、イスラエルを支持しているので、それが正しいように見える。

少数者側、権力を持っていない方の声に耳をすませたい。

 

ブラウン管の向う側

カッコつけた騎兵隊が

インディアンを撃ち倒した

「青空」THE BLUE HEARTS