退職しない教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

橋本愛「木綿のハンカチーフ」に刺された

2月15日の土曜参観が終わったら次は2月28日のお別れ集会。卒業する6年生を送る会です。1年生は呼びかけ、歌、ダンスの練習が続いています。体育館で行われる集会で歌う曲は「ハルカ」(YOASOBI)。全校みんなで歌います。曲を選んだのは音楽委員会の子どもたちです。私はこの曲を知りませんでしたがいい曲ですね。切なさと温かさが心に沁みてきます。



「三月一一日のシューベルト」(舩木篤也著)を読みました。タイトルがうまいなあ。この本は絶対におもしろい。予想は当たりました。各章のタイトルにも惹かれます。「メメント・モリ ブラームスと永続性」「春の句読点 一葉とシューマン」「川上未映子ワーグナー 《パルジファル》としての『ヘブン』」「曼荼羅と楽園と ディーリアスからスミスの水俣へ」

本のタイトルにもなっている「三月一一日のシューベルト」は震災の話から始まり、ドーリス・デリエの「フクシマ・モナムール」に出てくるシューベルトに至り、最後はアラン・レネの「ヒロシマ・モナムール」で文章を閉じる。見事です。

「『演奏』の生まれるとき 橋本愛の挑戦」では、橋本の類まれな才能が紹介されています。橋本に注目する文章を読むのは二回目です。片山杜秀の新聞記事「橋本愛の衝撃 異分野から降臨 権威刺すガラス片」が一回目。片山さんは橋本の驚異的な集中力とデフォルメ力を絶賛していました。

舩木さんは「並外れた感情移入の能力」「吸引力」などの言葉で橋本の魅力を紹介しています。橋本が歌う「木綿のハンカチーフ」。わたしもこの歌はよく知っています。何度も聞きました。よくできた歌だとは思いますが、特別な思い入れはありませんでした。しかし、これはもう聴かなくては。ソニーのヘッドフォンWH-1000XM4を耳に当てApple Musicの「木綿のハンカチーフ From THE FIRST TAKE-Single」が流れ始めると時間が止まりました。これが「木綿のハンカチーフ」なのか。橋本愛、恐るべし。


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