
何だろう、と考えることは好きですか。例えば、何のために生きているのだろう。成し遂げたいことがあるから。誰かを守るために生きている。楽しいことがあるから…。一つの正しい答えはないようですね。難しいです。
考えることはつらいこともあります。はっきりしていたことがゆらいできたり、自分の考えを変えなくてはならなくなったり。考えることで不安になることも、自分の弱さに向き合ったりすることもあります。
しかし、考え続けることで自分なりの答えらしきものが見つかることがあります。答えが見つからなくても、考えることの大切さに気付くこともできます。
考えること、対話すること。それは、単なる技術ではなく、ビジネスの道具でもありません。人と人が豊かに生きるために欠かせないもの。この本を読んでそんなことに気づきました。
「水中の哲学者たち」永井玲衣著 晶文社
