退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

映画「フォードVSフェラーリ」

何だかフェラーリの方が悪いように描かれているのは、イタリア贔屓としては少し気になるが、かといってフォードのダメなところも率直に出しているので納得してしまう。
多面的であるところがこの映画のよさだろう。
活劇のようであり、人間ドラマもあり、詩的な余韻さえある。
この映画でクリスチャン・ベイルにまた唸ってしまった。すごい。
あの傑作映画「バイス」で、役作りのため20㎏体重を増やしていたのに、今度は30㎏減量したのだ。
何と言うか、役者の執念を感じてしまう。
そして、これはぜひ劇場で見るべき映画。
CGではなく、実写にこだわった作品づくり。
カーレーサーが感じている歓喜と不安が見る者にまっすぐ伝わってきた。

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2018年8月 ホノルル