退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

厳しいチェックでやる気を高める

子どもたちが漢字ドリルに書き込みをして、教師に見せにきました。さあ、これをどのように評価するか。その基準の設定は初任者にとって難しいところです。少し間違いがあっても、字のバランスがとれていなくても、その子が一生懸命に書いたものだから、と考…

音読でしっかり声を出させる

なぜ音読の指導が大切なのでしょう。はっきり言えることは、音読ができなければ文章の詳しい読み取りはできないということです。文章の意味が分かっているかどうかは、音読させたら分かります。どこで切るのか、どこを強調するのか、それができる子は文章の…

ショックを与える「聞くこと」の指導

小学校の「話すこと」「聞くこと」の指導では、まず「聞くこと」の指導に重点を置きます。小学生、とくに低学年は「聞くこと」がほとんどできません。自分のことを一方的に話して、相手の話を聞こうとしない子がたくさんいます。それを単に「しっかり聞きま…

国語「書くこと」の指導

若い頃、作文単元の研究授業に取り組んだとき、「想」の発展、構成、推敲から「意欲の継続」まで、全時間の手立てを丁寧に準備しました。そのときはよい作品が多く完成して、コンクールで賞を獲得することもできました。ある程度、よくできた指導だったと思…

「話すチカラ」(齋藤孝、安住紳一郎著 ダイヤモンド社)

本の冒頭に「15秒以内で短く話す」のポイント提示があります。「教師の話は長い」と揶揄されますが当たっています。特に最近は、子どもたち同士の「対話」が奨励されているので、教師の話を簡潔にすることは必須課題です。それにしても「15秒以内」とは驚き…

特別支援を要する子への配慮

昨日、初任の先生から相談を受けました。前担任からの引継ぎの中で、「授業に集中できずに教室を飛び出すことがある、という子がいたので心配になった」ということです。特別に支援が必要な子どもへの配慮についてまとめてみます。 ①「その子の特性を理解す…