退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

世界は経営でできている

先週は3年生の理科の授業をした。自然の生きものを観察に行って困ったのは名前が分からない花があること。調べてみると、スマートフォンのカメラで撮影すれば花の名前を教えてくれるアプリがあった。便利な道具ができたものです。

 

「世界は経営でできている」(岩尾俊兵著)は、楽しく読むことができて、考えさせられることの多い本だった。

「虚栄は経営でできている」の章を読んでいると「自虐と見せかけた自慢」の描写に笑ってしまったが、これに近いことを言ったような気もしてきた。少し心配しながら読み進めたが、「尊敬の奪取から尊敬の創造へ」は自分でもできそうなことなので、ほっとした。

「老後は経営でできている」の章も読んでいて少し苦しくなった。若手教師と話すときは説教調にならないように気を付けているのだが大丈夫だろうか。思いやりと居場所は人から奪い取るものではない。その通りです。それを自分も実践しているはずだと信じたい。

究極の目的は何なのか、を問い続けることが大事。国も社会も目先の利益ばかり追いかけて、長期的視点をもつことができていない。明日からの授業で子どもにも分かる言葉で伝えることができるといいのですが。