先週は、2年生音楽「リズムをかさねて楽しもう」の授業を見ました。
曲の感じを表す言葉をスクリーンに提示していたので、発言しやすくなっていました。
ポルカを踊る動画で様子がよく分かり、楽しい雰囲気になりました。
新採用教師の授業の工夫に感心しました。
「岸惠子自伝」卵を割らなければ、オムレツは食べられない 岩波書店
1983年封切り、市川崑監督、佐久間良子、吉永小百合、石坂浩二、伊丹十三。すごい顔ぶれですね。
この映画では、人間の弱さやいい加減さが描かれています。
しかし、それが愛情込めて描写されているので、「人間というのはだらしないけれど、そこがいいんだよね」と妙に納得させられます。
この作品が強く記憶に残っているのは、ちょうどそのとき大学生だった自分の心の変化と重なったからだと思います。
大人世代の生き方への反発からその受容への変化。
建前を大事にする大人の心が少しずつ分かってきたのでしょうか。
岸惠子は横浜空襲を奇跡的に生き延びて、戦後は「君の名は」で大スターとなりました。
その後、フランス人の映画監督イブ・シャンピと結婚してパリに住みます。(結婚式の仲人は川端康成!)
パリでは、ジャン・コクトー、サルバドール・ダリ、イブ・モンタンなど文化人たちとの交流。
41歳で離婚した後は、映画だけでなくTVキャスターやジャーナリストとしても活躍しました。
何とドラマチックな人生でしょう。
異なる価値観を持つ人々と対話し、自由に強く生きる姿が感動的です。