退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

「プレッシャー・マシン」ザ・キラーズ

先週訪問した学校では、子どもが新型コロナに感染した連絡がありました。

その子は放課後の留守家庭子ども会に行っていたので、子ども会の子どもたち全員が自宅待機となりました。

約100名、各学級3~5人くらいの子どもたちです。

その子たちは、翌日よりオンラインで授業を受けることになります。

タブレットの持ち帰りや連絡など、教師たちは慌ただしく準備していました。

まだしばらくは、このような緊急対応が続きそうです。

 

「プレッシャー・マシン」ザ・キラーズ

ザ・キラーズはアメリカのロックバンドです。

ニューアルバム「プレッシャー・マシン」は全英1位、全米でもトップ10入りを果たしました。

ブルース・スプリングスティーンの影響を感じさせるメロディは、力強さの中に抒情が溢れていて最高です。

 

今回のアルバムで描かれているのは、彼らが育った地方の小さな街。

現在、アメリカの地方都市は不況にあえいでいます。

工場の閉鎖が相次ぎ、失業は増える一方です。

信仰に厚く、正直で勤勉な人々が何でこんな思いをしなくてはならないのでしょう。

クワイエット・タウン」という曲では、オピオイド(薬物)で命を落とす若者の悲劇が語られています。

先進国の地方都市の衰退は、各国共通の問題です。

現代社会の負の側面を、美しい詩情にのせて表現した「プレッシャー・マシン」は、間違いなく彼らの最高傑作です。

 

この静かな町では 誰もが生き方を知っている

イエス・キリストを信仰する人々 すぐに人を許せる素晴らしい人たち

この静かな町では             「クワイエット・タウン」

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