退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

ジョン・レノン、三島、風立ちぬ

万平ホテル 客室

1970年代、ジョンは毎年のように万平ホテルで夏を過ごしていました。

音楽活動は休業して育児に専念していました。

「ジョンは軽井沢にいるらしいよ」と聞いて、大学生だった私は「早く次のアルバムを作ってくれよ」としびれを切らしていました。

そして数年後、やっと復帰すると同時に、ジョンは永遠に消えてしまったのです。

ジョンが好きだったアップルパイとミルクティー 万平ホテルカフェ

万平ホテル カフェ入り口

三島は川端康成ノーベル文学賞獲得のために奔走します。

そして川端のノーベル賞受賞後のインタビューで次のように答えています。

「次のノーベル賞は私ではなく大江だ」

人を驚かせるのが好きだったのでしょう。

三島の死は世界中の人々を驚かせました。

驚いた人々は本を読んで再び驚き、その魅力の虜になりました。

三島由紀夫の名前が残る宿帳

ニューヨークのティファニー本店の前に立ったときは悲しくなりました。

映画「ティファニーで朝食を」のオープニングシーンの美しさ。

あの面影はすっかり失われていました。

そこにあったのはどこにでもある雑然とした普通の街角の風景。

夏の万平ホテルは奇跡です。

風立ちぬ」で見た美しい輝き、光と影がそこにありました。

万平ホテル 軽井沢