退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

漱石はアンリ・ルソーだった

久留米市美術館で「芥川龍之介と美の世界 二人の先達 夏目漱石、菅虎雄」を見た。

菅さんは二人と交流があった教育者、書の名人で夏目と芥川のいくつかの著書の題字を書いている。

芥川と漱石のたくさんの手紙を読んだ。

昔の人は驚くほど多くの手紙を書いている。

漱石の手紙は草書体で私にはよく読めない部分もあるが、芥川の楷書の手紙は読みやすかった。

とても味わい深い文字を見ながら私もこんな字が書きたいと思った。

意外な面白さを感じたのは漱石の絵。

この絵を何と表現すればいいか。

すごく稚拙というか下手…。

偉大な日曜画家、アンリ・ルソーを思い出した。

どこか変だが温かい絵。

絵を描くことを楽しんでいることが伝わってくる。

漱石という世紀の文豪が身近に感じられた。

お昼はもちろんラーメン。

久留米と言えばラーメンでしょう。

選んだ店は清陽軒。

入り口は屋台風、店内は列車仕様というのもいいですね。

ラーメンと焼きめしのゴールデンコンビを注文。

ラーメンは思ったよりあっさり、チャーハンは塩辛くて健康に悪そうだけどおいしい。うまいチャーハンはやっぱりこうでなくちゃ。