昨日の放課後、教室で採点していると1組のK先生がやってきました。急ぎの相談がある様子でしたが、話を聞くと、転入生が来週やってくるとのこと。つまり転入生をどちらの学級で受け入れるかの相談です。短い話し合いの結果、うちの学級で受け入れることに決まりました。一人でも増えると、それに伴って仕事も多くなりますが、仕方ないです。私は代理の学級担任なので最低限の仕事しかしていません。学年の仕事はほとんど全部、K先生がしているので、申し訳ないと感じていました。せめてここで恩返しをしなくては。
こんどやってくるのはベトナムからの転入生。日本語はまったく話せないそうです。先週道徳で学習した「すきなものおしえて」が実践できます。その教材はこんな内容です。
「ぼく」の学級には外国から来た友達がいます。その子は日本語がまだ話せません。休み時間も一人でいるので「ぼく」は気になります。図書の時間にその子がネコの写真を見ていたので、「ぼく」は思い切ってその子に話しかけます。「ねこ、すき?」するとその子が返事をしました。「ねこ、すき。いぬ、きらい。」やがて他の子もやってきて、その子に次々と話し始めます。まとめは「外国から来たお友達が困っていたら思い切って話しかける」「話しかけるときは簡単な言葉で」。1年2組の子どもたちがどんなよい行動を見せてくれるのか楽しみです。68歳の学級担任は毎日疲れ切っていますが、これがあるからまだがんばれます。