退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

6年生外国語活動 We can! 2  Unit9 Junior High School Life

第16回全国小学校英語教育実践研究大会山梨大会で6年生の授業を見ました。
単元名 Junior High School Life 保護者に伝えよう!中学校にむけての自分の思い!!
本時の目標 他者に配慮しながら、中学校生活で自分が入りたい部活動や楽しみな学校行事、学習等について、その理由をスピーチする。

始まる前に中学生が英語を話す動画を見せます。
子どもたちはすでに何回かみている様子で、いくつかの動画の中から子どもの希望を聞いて選びます。
動画では、中学生が卓球をしています。
それを中断してカメラに近づいてきて、英語で話し始めます。
自分の名前、部活動名、いつ練習があっているのか、部活のどんなところが好きなのか、などです。
担任教師は、その動画を停止させながら、子どもたちに英語で質問します。
彼の名前は? いつ練習している? 何が得意なの? 
自分たちの先輩のビデオなのでしょう。よく工夫されていると思いました。
ビデオを楽しんで見ながら、今学習している英語表現に慣れさせています。

Greetingでは、天気、曜日などを子どもと一緒に確認しますが、そのときホワイトボードにスペルを言わせながら単語を書いていきます。
文字に関する指導が無理なく行われています。

今日のSmall Talk のテーマは、「中学校生活で楽しみにしていること」です。
担任とALTが手本を見せてから、男女のペアで練習します。
「文化祭が楽しみ」「演劇クラブに入りたい」など、英語で伝え合っています。
その中からひとつのペアがみんなの前で発表しました。
「美術部に入りたい。絵を描くのがすき」
「アーチェリー部に入りたい。小学校にはなかったから」
やりとりが自然で楽しくできるのは、相手のクラブ名を復唱したり、Niceと反応したり、内容に応じた質問を入れたりしているからだと感じました。
一人ずつが一方的に話しても楽しいやりとりにはなりません。
プラスアルファの情報を追加しつつ、相手が話す内容に適切なリアクションを返すことが大事です。

 

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山梨 2020年2月