退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

フレディ・マーキュリーはごんぎつねだった

私はフレディを見た。1975年4月25日、九電体育館。18歳だった。
あれから44年、こんなふうに再会するとは思ってもいなかった。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」で一番心が震えたのはやはりライブエイドの場面。
暴かれた私生活、バンドメンバーとの軋轢、死の予感、様々な伏線が、このフィナーレで一気に輝かしい頂点に達する。

ライブエイドが開催されたのは1985年。その頃、もう私はロックミュージックへの情熱は薄れていた。大学に入学してからは、先輩の影響で音楽の興味はジャズへ変わっていった。ライブエイドもテレビで見たが、それほどはっきり覚えていない。
「お前は俺の事を忘れていただろう!」と両肩を揺さぶられるような感覚が起きた。
同じように感じた同世代の方もいるだろう。
その通りだよ、フレディ。君のことは忘れていた。
音楽の楽しさを教えてくれたのは君だったのに、「大人」になってからは「変な奴」として、記憶から消し去っていた。
「フレディ、おまいだったのか、くりやまつたけをくれたのは」
ありがとうフレディ
映画が終わって愕然とした
フレディ・マーキュリーはごんぎつねだった 

 #ボヘミアン・ラプソディ  

f:id:shinichi-matsufuji:20180902135052j:plain