退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

浪のしたにも都のさぶらふぞ

山口への短い旅行でした。

途中で寄り道して北九州市立美術館の白髪一雄を拝見。熱い!

宿に着いたらJBLパラゴンでジャズを聴かせてもらいました。こういうスピーカーが家にあればいいなあ。でも狭いマンションでは無理ですね。

翌日はYCAM山口情報芸術センター)で、「等晶播種」(砂糖を通して見る台湾と日本の近代化の記憶)。

終了後にすぐ横のスターバックスでコーヒーを飲んでから山口駅前のサテライトAで「without records」(大友良英+青山泰知+伊藤隆之)。面白いですよ。近くの方はぜひ!

「懐古庵 本店」(素敵な和菓子屋さん!)で外郎と抹茶をいただいて再びYCAMで「浪のしたにも都のさぶらふぞ」鑑賞。瓦ぞばを食べて帰宅しました。

坂本龍一とコラボレーションが多かったYCAM。坂本さんを追悼する旅でした。来月は、常栄寺雪舟庭で行われている坂本さんのインスタレーション「Forest Symphony」に行く予定です。

 

「浪のしたにも都のさぶらふぞ」

台湾の3人のアーティストによる作品です。

人形浄瑠璃と映像プロジェクションそしてライブパフォーマンスを融合させています。

戦前の日本占領下、台湾にあった砂糖工場。

石油が不足すると、それに代わるものとして砂糖からアルコールを製造する研究が進められました。

砂糖と戦争。日本と台湾。あやつるものとあやつられるもの。

栄華を極めた者たちの衰亡。平家物語

 

昔、台湾にあった砂糖工場。そこで働いていた人たち。街は戦争末期に米軍の空襲で消えました。

自分の足元には地中に深くのびた通路があって、それはこの街とつながっていることを確かに感じました。