退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

受け止める、共感する、さらに問い返す

第16回全国小学校英語教育実践研究大会山梨大会(2020年2月)
直山木綿子先生の講演から学んだこと

外国語活動の「やり取り」で大事なことは、「受け止める、共感する、さらに問い返す」。

S1: What club do you want to join?
S2: I want to join the tennis club.
この後、どのように受け止め、返すのか、そこがポイント。

Oh, the tennis club.とリピート。
同じであれば Me, too.
一言で Nice! Really!  Great! Wonderful! など。
これで相手への共感が伝わります。

自分が受け止めていることを表現してから、今度は同じ話題で自分のことを伝えます。
S2: I want to join the art club.
S1: Oh, the art club. Wonderful.

そして、今まで習ってきたWhat ~?やCan you ~?を使って問い返します。
S2: Can you draw a picture well?
S1: Yes, I can. I am good at drawing pictures.
S2: Great!

年度初め、1年間の学習目標をきめるとき、「英語で1分間やりとりを続けることができる」などの数値を入れて、伸びが実感できるようにしておきます。
その目標を受けて、毎時間、それまでに慣れ親しんだlike, want, can などを使った自己紹介を行います。
I like pizza. Do you like pizza?
I like seafood pizza. What kind of pizza do you like?
毎回、相手を替えて「やり取り」を行います。
その中で「問いかけ」や、いろんなタイプの「受け止め」を繰り返し体験します。
「受け止める」→「共感する」→「さらに問い返す」
このようにして、楽しみながら、無理なく「やり取り」を洗練させることができます。
「英語で1分間のやり取り」も気づいたら達成しています。

f:id:shinichi-matsufuji:20180804145104j:plain

ハワイ 2018年8月