退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

ゲームや歌だけで終わらない外国語活動

第16回全国小学校英語教育実践研究大会山梨大会に参加して考えたこと

3年生 This is for you. ありがとうの思いを込めてカードをつくろう!(Let’s Try! 1 Unit 7)
本時目標「相手に伝わるように、欲しいものを尋ねたり答えたりする」

この授業でよく工夫されているところは、お店屋さんとお客さんのやり取りについて教師がすぐにモデルを示すのではなく、まずは子どもに考えさせるところです。
カードをつくるための材料をお店で買う活動があります。
そのときに使う表現を考えさせるのです。

What do you want? A red triangle please. はオリジナルチャンツで慣れているので分かります。
「ここは何と言ったらいいのだろう?」という子どもが困る場面がチャンスです。
その場面を取り上げてみんなで考えます。

「どちらの大きさが欲しいのかお店の人が分からないときは何と言えばいいのだろう?」
A: Big? Small?
B: ~please.

「売るものがなくなったときはどうしよう?」
A: What do you want?
B: 色・形、please.
A: No, sorry.

このような活動を通して「習った表現を使うことができた」「どうすれば伝わるのか考えることができた」という実感のある学びが生まれます。

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ホノルル 2018年8月