退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

説明する力を伸ばすには

説明する力を伸ばすには

 自分の考えをみんなの前で発表することは、毎日の学習で、どの教科においても行われていますが、子どもたちにとってはかなり難しい活動なので、伝え合い活動として成立している場面を見ることは残念ながら多くはありません。どのような点に留意すれば「伝え合い」がある交流となるのでしょうか。
まずは、発表者のポイント。①声の大きさと速さ②資料を指しながら説明する③できるだけ聞き手一人一人と目を合わせながら説明する(少なくとも初め、中、終わりの3回)④笑顔で、など学級の実態応じて決めるといいでしょう。「~ですよね」「はい」や「ここまではいいですか?」「はい」など聞き手が反応しやすい言い方をさせることも有効です。定着するまでは、表にして掲示しておいて、発表後に子どもたちに「よかったところは?」と聞けば、ポイントに照らして評価できます。
次に聞き手のポイント。①相手に目と体を向ける②反応しながら聞く③質問や感想が言える、などです。発表に対して「分かった」「分かりやすかった」「とても分かりやすかった」と3段階で聞き手に評価させる方法もあります。できるだけ短いサイクルで評価してあげて、改善に活かすことが大事です。