退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

よい授業が成立する条件

今日は4年生の授業を見ました。 
国語「初雪のふる日」です。

はじめの音読の後、ワークシートへの書き込みと意見交流とを交互に行う授業でした。子どもたちが熱中して考え意見交流していました。
教師の賞賛や励ましがよく子どもたちに伝わり、集中が授業の最後まで続いていました。
子どもたちの読み取った内容は深いものもあり不十分なものもありましたが、教師が適切に価値づけるとともに再度子どもたちに返して考えさせていました。
子どもたちがお互いを認め合う雰囲気がありました。だから、「間違ったらどうしよう」と不安になることなく安心して意見交流ができているのでしょう。
友だちの読み取りに対して、「すごいことに気づいている」と素直に驚きを口にする様子に感心しました。

よい授業が成立する条件は何でしょう?
教材研究も大事です。
しかし、授業の基盤は学級づくりです。
「自分の考えを安心して発言することができる」
「このクラスはみんながお互いを尊重している」
学級全員がそう感じることができる集団となれば。
すぐれた授業の基盤はできていると思います。

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ホノルル 2018年8月