退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

5年生外国語活動 “We can1” Unit8 “What would you like?”

外国語活動の授業を見ました。

はじめは挨拶。子ども全体に話しかけてから、何人かを指名して、How are you?とたずね、子どもは、I’m cold. I’m happy. などと答えます。手拍子を交えて、テンポよく授業がスタートしました。

次はBuzz Game。2桁、3桁の数字を練習した後、グループで一人ずつ順に大きな数を言っていきます。

Small talkでは「型」を示して、1分間、会話が続くようにしています。内容は、はじめの挨拶、自分の名前、ほしいもの、最後の挨拶。反応の言葉例、Nice! Me too, me too. Oh,~!なども掲示しているので、和やかに会話が続きます。「1分間、続けて英語で話せるようになってきたね」と子どもたちに伸びを自覚させていました。

「この前の時間までにできるようになったことは?」と問いかけると、「値段を尋ねることができるようになりました」「注文を聞くことができます」と答えていました。「○○ができるようになる」という意識を子どもに持たせる工夫ができています。

ここで今日のめあて「ていねいな注文の仕方や、値段の尋ね方に慣れ親しもう」提示。
子どもたちのワークシート綴りを見ると、「1年間の目標 ○○ができるようになる」という目指す自分の姿、「1学期までにできるようになったこと」など、丁寧な目標設定が書かれています。子ども一人一人が自分の目ざす目標を明確にすることで意欲が高まっています。

次はビンゴゲームです。自分のワークシートに、自分の好きなメニューと友だちが選びそうなメニューを書き込み、会話を通してビンゴゲームをします。ゲームの中で、What would you like?を何度も言うので、自然にリピート練習ができました。

その後は、ペアで注文をし合う活動です。シェフとお客になりきって会話をします。子どもたちが会話をしているときに、数名ずつ様子を観察して、記録していきましょう。授業の最後には、それをもとに子どものよさをみんなに紹介しましょう。子どもは褒められることで意欲が高まり、よい学習の姿を学級全体に広げることができます。

値段当てゲーム。今日の料理はFish and chipsと韓国のキンパです。福岡の天神と大名で実際に売られている値段を当てます。まず、一人の子が出題者として前に出ます。その子だけは教師から値段を教えてもらいます。出題者が発表者を指名すると他の子が声をそろえてHow much is this?と聞きます。発表者の子どもが予想した値段を言うと、出題者は本当の値段よりも安い場合はup、高い場合はdownとヒントを出します。ここでもゲームを通して、何度もフレーズの練習ができました。

振り返りでは、時間を十分に確保して、今日の学習ではどんなことができるようになったのか、ワークシートに書かせました。「ていねいな注文のたずね方ができるようになりました」「英語で注文ができるようになりました。使ってみたいです」など、「これから、自分の役に立つ」という実感を持たせることができました。

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2018年8月 ホノルル