退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

1年生国語「これは、なんでしょう」 光村図書

1年生の授業を見ました。
国語 ふたりでかんがえよう「これは、なんでしょう」 
ねらい「分からないことを尋ねたり、それに答えたりすることができる」
導入では「明日は参観日ですね。『これは何でしょう』の発表をお家の人にも見ていただきます。今日はしっかり練習しましょう」と、子どもたちの意欲を高める話がありました。
子どもたちにどんなことに気を付けたらいいのかを尋ねると、「問題の言い方です」「ヒントの出し方です」と答えていました。そこから今日のめあてをつくります。
めあて「ことばづかいにきをつけて、もんだいをだしあおう」
その後、問題の出し方、ヒントの言い方、質問の仕方、答え方について、模造紙に書いたもので確認しました。

ここで子どもたちのワークシートを配布します。
その間、静かに待つ姿勢ができていたので感心しました。
問題の出し方の確認をペアで行っている子たちも、小さな声でみんなの迷惑にならないようにできています。
学習中の声の大きさのルール、「あり(隣の人と話すとき)、犬(教室全体に発表するとき)、ぞう(体育館で発表するとき)」の徹底が進んでいます。

ゲームが始まりました。
「ヒント①学校にも家にもあります」「ヒント②料理に使います」
「食べられますか?」「食べられません」          
「なべです」「違います」
「あぶないです」「フライパンです」「違います」
「食べ物を切ります」「ほうちょうです」「正解です。」
ヒントを手掛かりに、答えを絞っていく過程で、子どもたちがよく考えるための交流がで「ヒント①くりかえすものです」「ヒント②かわるものです」
「何につかいますか?」「何にもつかいません」     
「動きますか?」「動きます」
「時間がわかります」「とけいです」「ちがいます」
「家にあるものです」「めざまし時計です」「ちがいます」
「動くものです」「太陽です」「ちがいます」 
「空です」
何か詩的なものさえ感じさせる、子どもらしい問題です。
                                       ヒントの準備が少ないグループがありました。これは事前に点検して、もっと増やしてからさせた方がいいです。
この単元は、二人で話し合って考えを一つにまとめることが中心となる言語活動です。
それはよくできていたと思います。
話すことが苦手な子どもたちも、ペアの子に助けられて、みんなの前で発言する機会が増えていました。
その一人一人の向上的変容を見取り、子どもたちみんなに紹介してあげましょう。
この学習は、生活科、算数など、他の教科でも行う活動「質問する、答える」の基礎練習になっています。
ぜひ毎日の学習で何度も繰り返して、話す力、聞く力、質問する力を鍛えましょう。
きました。

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2018年7月 福岡市