退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

6年生外国語活動 We can! 2  Unit9 (その5)評価

外国語活動の評価 ワークシートについて

第16回全国小学校英語教育実践研究大会山梨大会で6年生の授業を見ました。
単元名 Junior High School Life 保護者に伝えよう!中学校にむけての自分の思い!!
本時の目標 他者に配慮しながら、中学校生活で自分が入りたい部活動や楽しみな学校行事、学習等について、その理由をスピーチする。

下記がワークシートの本時Review部分です。
中学校生活に関する英単語や表現を使い、中学校生活に向けた思いを、理由をつけて発表することができましたか?
「まだ難しい」
「友だちや先生に助けてもらってできた」
「一人で言える」 4
「自信をもって言える」

とてもよく練られたワークシートだと感心しました。
この上にはToday’s goalがあります。
Aimではなくgoalです。
方向を示すだけでなく、「○○ができるようになる」という明確な到達点を示しています。
なぜこれが大事なのかというと、45分間を通してただ漠然と時間を過ごすのではなく、「こに限られた時間でここまで行く」という意識がはっきりするからです。
そして、振り返りのときに、「できたのか」「できなかったのか」「どこまでできたのか」が自覚できることです。

このワークシートが更に工夫しているところは、毎回「どこまでできたのか」の自己評価の表現を少しずつ変化させているところです。
「分かる」→「聞き取れる」
「理由も一人で言える」→「自信をもって言える」
「半分くらい聞き取れる」→「半分以上聞き取れる」
「リアクションできた」→「リアクションと感想をいうことができた」→「リアクションと感想・質問を言うことができた」
細やかな評価の準備が、このような素晴らしい授業をつくることが分かります。

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台北 2018年7月