退職しない教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

「想定外」が問いを深める

大濠公園ロイヤルガーデンカフェ 2024年6月

1年生の学級担任の休みが続いています。校長先生から1年生の担任をしてほしいという依頼を受けました。家に帰って家族に相談すると、妻から反対されました。無理をして体調を崩すことを心配しているようです。しかし、一晩考えて引き受けることに決めました。他に選択肢がないことがよく分かるからです。67歳の1年生学級担任…。

 

「人類学者は人間の想像力には限界があると思っている。だから調査計画や仮説を喜んで捨てて、現場で偶然手にした想定外の事象から問いを深めようとするのだ」(「人類学者のレンズ」松村圭一郎著)

 

東日本大震災、コロナ危機など、想定外の出来事によって普段は隠れていることが可視化されます。差別、格差、原発などの問題について深く考える機会となりました。何が本当に大切なのかを考えました。「想定外」はチャンスでもあります。

 

教育も「想定外」の連続です。子ども一人一人の性格も様々、日によって時間によっても変わります。集団になればもっと変化は大きくなります。しかし、今までの自分を振り返ってみると、変化に対応できていないことが多かったと感じます。授業プランや学級づくりでは、自分では気づかないうちにはじめの仮説にとらわれていました。計画を柔軟に変化させることもできていませんでした。

 

この年齢で1年生の担任をすることは「想定外」ですが、今まで残したままの宿題に取り組むチャンスでもあります。気負うことなく、しなやかに授業づくりに取り組むことにします。

大濠公園ロイヤルガーデンカフェ 2024年6月