退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

国語説明文の導入

2年生国語「おにごっこ

 

説明文単元の導入では、学習への意欲を高めることが大事です。
「おもしろそう」「やってみたい」と思わせる工夫が必要です。
「今日から『おにごっこ』の勉強が始まります。はじめに教科書を読んで、鬼ごっこの遊び方とその面白さを見つけます。次に自分が好きな鬼ごっこの遊び方と、その工夫について考えます。最後に体育の時間にみんなで考えた鬼ごっこで遊びましょう」このように語り掛けることで、単元を通して意欲を高めることができます。

説明文の学習は単調になりがちです。
発問や指示を工夫して、子どもたちを引き付け、飽きさせないようにしましょう。
ユニバーサルデザインの授業で、よく行われる「しかけ」は、「隠す」「順番を入れ替える」などです。
子どもたちにぜひ考えさせたい本文の一部の言葉を隠して、そこに何が入るのか考えさせます。
または、わざと文章表現を変えたものを提示して、それを見つけさせたり、違いについて考えさせたりします。
段落をバラバラにして、それを正しく並べさせる活動もあります。
このような学習には、国語が苦手な子どもたちも楽しく参加できます。
また、その違いの意味を考えさせることは対話を促し、深い学びにも発展します。

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阿蘇 2018年12月