退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

学級全員のやる気を高める授業づくり

今日は国語の授業を参観しました。
5年生「漢字の広場⑤」です。

今までに習った漢字を道案内の文章の中で使うことができること、表現の仕方を確かめたり工夫したりできること、が目標です。
 
わたしたちは授業するときに、一つの評価規準だけで、子どもを見取る傾向があります。
しかし、進んでいる子、普通の速さで学習する子、遅れがちな子、それぞれに授業に対する「困難さ」は異なります。
毎日の授業でも、できる限り、それぞれの到達目標を意識すれば、全ての子どもが、自分の持っている力を出し切る授業にすることができます。
今日の授業で考えると、遅れがち子には、「間違えやすい漢字、つなぎ言葉の数」を絞って、それができれば大いにほめてあげます。
それとは反対に、進んでいる子には、発展的な課題を与えて挑戦する気持ちを高めることも必要です。学級のすべての子どもが、自分の「伸び」をはっきり自覚できるような授業をめざしたいですね。

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北京 2018年10月