退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

ほかのくにの人となかよくなるひみつ

今朝も冷えましたが、歩いて訪問校へ向かいます。
片道30分ほどです。
いつものように昨日分のラジオ英会話を聞きながら。
仮定法を使ったフレーズ
If you were to visit Japan in early April, make sure you see the gorgeous cherry blossoms.

今日は1年生の授業を参観しました。
道徳「すきなもの おしえて」
めあて「他の国の人と仲良くなる秘密を見つけよう」
紙芝居の方法でお話を聞かせたことは効果的でした。
子どもたちはみんなお話に引き込まれて、集中して聴いていました。
主人公「ぼく」の気持ちについて問いかけると
「読めるのか心配だなあ」「大丈夫かなあ」「声をかけたらいいのかな?」など
外国から来た転入生の気持ちに寄り添った言葉を発表していました。

最後のまとめには、「仲良くなる秘密」をたくさん書いていました。
「がんばって声をかけて一緒に遊ぶ」「名前を教える。好きなものを教える」「いろんな国の言葉で話したい」「ゆっくり話したらいい」「好きな色や動物を聞く」「ささやき声で話しかける」など、今日のめあてについてよく考えた意見を書いていました。
教師からの
「先生は手で合図します。動きで伝えることもできます」は、「言葉が分からないから難しいなあ」と感じている子への励ましになったと思います。

子どもたちは道徳の学習で正しいこと、先生が求めていることを話そうとします。
そこでは、表面的なもの、建前だけのものにならないように気を付けましょう。
外国の人に話しかけることは、子どもたちにとっては、難しいことです。
その難しさについて、正直に客観的に自分の考えを述べることができる子どもがいれば、それに共感する教師のことばを伝えましょう。
子どもたちが本音で自分の考えを伝え合う授業になれば、さらに「深い学び」に達することができます。

もうすぐ6年生を送る「ありがとう集会」です。
1年生の教室では、卒業生に贈る歌「パプリカ」(Foorin)が元気よく響いていました。

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ハノイ 2018年3月