退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

逸脱や脱線、偶然性といったものを非としない

今日は教育センターで会議の後、図書室で次の研修会のための資料づくり。

言葉と思考と伝達に関する情報収集。

 

「話芸というと、落語や漫才を思い浮かべるかもしれませんが、教室での教師の立ち位置はそのような単一的なものではありません。説明的な話し方が一方通行のスピーチとするならば、話芸的な話し方は、双方向のトークです。場を共有し、子どもの気持ちやふるまいをくみ取り、子どもに返していくという、感情を含めた情報の交流が大切なのです。」
「気持ち(情)と伝える内容(報)が伴って初めて『情報』になるのです。」
「教師の仕事は、感情労働だと言われています。単に知識を伝えるのではなく、非言語の部分も総動員して、子どもに伝えることが必要です。」
 菊池省三の授業づくり方程式

 

「対話性を高めるには趣旨からの逸脱を恐れないこと」
「話の中心からそれていくことで広がりが生まれたり、偶然的な要素によって新たな発見があったりといったことがあることを理解し、無駄と思えることを無駄としないことが大事です。」
「逸脱や脱線、偶然性といったものを非としないことが、対話的な学びを考えるうえでの重要な要素になり、そういった部分を学ぶ必要があるでしょう。」
総合教育技術2月号 紅野健介

 

原稿をなぞるだけの講話では言いたいことは伝わらない。
相手を引き付けることはできない。
驚き、意外性、発見があり、笑いも必要。
自分自身がその技を磨き、若い教師たちにも伝えていきたい。

f:id:shinichi-matsufuji:20190219221800j:plain

台北 2018年