退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

Small Talkをするのに必要なものは何?

「例えば、高学年用新教材に設定されているSmall Talk は、
〇ライブ、本当のことを言うから楽しい
〇その場で何が出てくるか分からないから、楽しい
〇今までに習った語句や表現からどれを使ったらよいかを考えて言えたとき、相手に伝わったときは、とても嬉しい
というように子どもたちは本当のことを伝え合うから楽しさや嬉しさがあるのです。
そのようなSmall Talkにするための進め方の例として、
①教師と子どもで、簡単なやり取りをする(話題の提供)
②子どもと子どもとで、やり取りをする(まずはやらせてみる)
③指導(言えなかったことを、既習表現に結び付けられるようにヒントを出す。みんなでどう表現すればよいかを考える)
④相手を替えて、再度子どもと子どもでやり取りする(既習表現を意識して活用させる)。
が考えられます。」直山木綿子 教育技術5月号2019年

とにかく単語や文章を覚えさせて、練習させて使えるようにするのではない
伝えたいことがある
まず自分でやってみたけどうまくいかない
それをどのように表現すればいいのだろう
今まで学んだことをもとに考える
友だちや先生からヒントをもらう
そうかこう言えばいいのか
伝わってうれしい
言えるようになってよかった

伝え合う内容は
国語科や音楽科、図画工作科など他教科等や学校行事とも関連づけて
子どもの興味・関心に合うものから選ぶ
決められた表現を使った単なる反復練習のようなやり取りではなく
本当に伝えたい内容について
相手の思いを想像し、伝える内容や言葉、伝え方を考えることができる子どもを育てたい

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台北 2019年5月