退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

ぼくが目になろう 2年生国語「スイミー」

2年生国語「スイミー」の授業を参観しました。

スイミーの様子や気持ちについて話し合うところでは、教師が「みんなはすぐに大きな魚のように泳げるようになったのかな?」と問うと、「『なったとき』と書いてあるから、すぐにはできなかったと思います」と答えていました。言葉の意味に対応した読み取りです。
更に「みんなも運動会のとき、1回ではできなかったね」と体験とつないで考えさせていました。

「どうして、スイミーは『ぼくが目になろう』と言ったのでしょう?」という発問には、「いっぴきだけ黒いし、魚には目がいるからです」「大きな魚を追い出すためです」「目をする子がいなかったからです」など、子どもたちは自分の気づきをたくさん発表していました。

今日の授業は詳しい発問計画が準備されていました。
教材研究をもとにして、想定される子どもの発言を書き出してみることは、評価規準となる「子どもの姿」を具体化することでもあります。
目指すべき「子どもの思考」が明確になっていたので、有意義な交流ができたのだと思います。

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ホーチミン市 2019年3月