退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

ミッシングゲームで学び合い  小学校外国語活動

今日も教育センターで授業指導のための資料づくりです。
ここには年末最後の日まで、授業づくりの相談に来る教師たちがいます。
こんな先生たちの地道な努力が日本の授業レベルを高い水準に引き上げてるのだなあ、と思います。

この2学期も、いくつかの小学校で外国語活動の授業をしました。
今日はその中からミッシングゲームの紹介をします。
ミッシングゲームは小学校外国語活動の定番活動です。
黒板には、その日に学習した英語の単語や数字について、写真や絵などが10枚くらい貼ってあります。
一通りその言い方を練習した後にこの活動を行います。
子どもたちに目を閉じさせて(下を向いたり、後ろを向いたりすることもあります)その間に、掲示している中から1枚の写真をとって、横に伏せて置きます。その後、子どもたちに目を開けさせます。
子どもたちは、どの写真が消えたのかを当てるゲームです。
分かった子を指名して答えを言わせると、何度もその単語を発音し、他の子はそれを聞くことができます。
「私が最初に答えを言いたい!」と、子どもたちは楽しく活動します。
ここでひと工夫。
子どもたちに2~3人のグループをつくらせて、そのチームで当てさせる方法です。
チームの中で、「何だろう?」「〇〇かな?」「○○かもしれない」と、話し合いができます。
グループで学び合いが行われているので、苦手な子も参加できます。
答えが分かったグループは「せえの」で一緒に声を合わせて発表します。
このように協力させること。そして、苦手な子も楽しく学習できる工夫を行うことが、全員参加の授業のコツです。

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Markis Fukuoka Momochi 2019年12月