退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

「超」勉強力 

「超」勉強力 中野信子 山口真由   プレジデント社

 

オンラインの英語学習を続けている。もう1年以上、200回を超えた。毎日はできないが、週に数回は必ず受講するようにしている。続けている理由は楽しいから。その楽しさについて考えてみた。

レッスンの教材はニュース記事。毎回、必ず予習をする。単語の意味を調べてから全文を訳して書き出している。

はじめに見出しについて質問があり、続いて単語の意味を確認する。数パラグラフごとに質問される。内容を理解できているのか試すための質問。それが終わると「要約を言ってみて」と言われるので、記事の内容を短くまとめて伝える。

次は討論。毎回4つの質問を事前に提示されているので、自分の考え(意見)を述べる。ここが一番うれしさを感じる瞬間。「私も同じ考えです」「それは知らなかった。いいね」相手も生徒に自信を持たせるために言っているのだろうが、これは本当にうれしい。結局、これが自分の学習意欲の源になっている気がする。「あなたの考えは興味深い」「あなたとまた話したい」違う国に住み、違う言葉を話し、違う文化を持つ人が相手であることも伝え合う喜びを倍増させる。

 

だからわたしは、フランス人から見て、「この人は東洋の面白い考え方を持っているな」「中野さんと話したいな」と思ってもらえる人になりたい。

仕事で外国語を使ううえでも、そんな部分のほうがずっと大切です。ただ、外国語が話せるだけの人ではなく、「話すといつも新しい発見があるな」「なんか元気がでるな」と相手に思わせる言葉や情報を提供できる人が、これからの時代に活躍できる人ではないでしょうか。(同書42ページ)

 

お互いが喜びを感じる伝え合い。これこそコミュニケーションの最も大切な要素。楽しく学び続けることで毎日の生活は豊かになる。