退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

コーチング(1)「相手の心のシャッターを上げる」

小倉リーセントホテルはJR西小倉駅から歩いてすぐのところにあります。教職員であれば互助会の割引(補助)と県民割が併用できるので、驚くほど安く泊まれます。(というかほとんど手出しゼロ)

気になるのはレストランでビールを飲んでいると、「職員室」とか「学年主任」とか話す声が聞こえてくること。

小倉城も八坂神社も朝6時から入れます。

すぐ近くのリバーウォーク。朝の風が心地よい。

 

今の私の仕事、小学校の先生たちへのコーチングについての記録です。

 

コーチング(1)「相手の心のシャッターを上げる」

 

修学旅行の引率のとき、宿泊のホテルで「夕食会場はどこですか?」と聞かれることがありました。「何で私に聞くのかな?」と思っていたのですが、どうやら私のことを添乗員か従業員と間違えていることが分かりました。このネタは笑ってもらえるので、初対面の人によく話すことがあります。相手の心を開くためには、まず、自分の心を相手に開くことが必要です。私は個人的な体験で笑える話をします。

 

コーチングのはじめに取り組みたいことは相手の心を開くことです。人は誰でも知らない人に対しては構えてしまうものです。「どんな人か分からないので心配」「この人は私の見方になってくれる人?」そんな不安を取り除かないと、どんな言葉を伝えても相手の心に届かないでしょう。

 

相手が関心を持っている分野が分かってきたらその話題を中心にします。先日、A先生は美術が好きなことが分かったので、私のオススメの美術館(直島の地中美術館)について話ました。帰る時間になったので打ち切ったら、次に行ったときに、休み時間にわざわざやって来ました。「この前の話の続きが聞きたいです」と言われて嬉しくなりました。

 

相手は自分のことを話したいのか、相手から聞きたいのか、それを見極めながら会話を進めます。それを考えずに一方的に自分からばかり話したり、反対に相手に質問ばかりしてもよい関係は生まれません。当たり前だと思われますが、でも意外と多いですよ。自分のことばかり話してしまう人が。

まずは相手の心のシャッターを上げること。そのために、こちらもシャッターを上げて中を少し見せなくてはいけません。コーチングのスタートはそこからです。

 

読書会

友人たちとオンライン読書会をしました。

取り上げたのは以下の本です。

現代思想入門 」千葉雅也 著

「眠れないほどおもしろい吾妻鏡」板野博行 著

「ルポ 誰が国語力を殺すのか」石井光太

「ぼくらの戦争なんだぜ」高橋源一郎 著