退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

旅の仕方でその人がよくわかる 池内紀著「ひとり旅は楽し」中公新書

 先週で1年次教員6名の「まとめの授業」がすべて終わりました。1月以降は新型コロナウイルスの感染拡大により学級閉鎖が相次ぎスケジュールの変更もあった中、みなさんお疲れ様でした。これで私の仕事も一段落です。このあと3月までは、ゆっくり話ができそうです。

 

旅の仕方でその人がよくわかる 池内紀著「ひとり旅は楽し」中公新書

 

仕事の帰りに吉塚駅で列車を待っていたら見たことのない特急列車が止まりました。

列車を見ていると今までのいろんな旅を思い出しました。

 

退職してから何度か一人旅に出ました。夏休みでも冬休みでも連休でもない普通の日に旅行にいけるのが新鮮です。友人と旅行に行くことも多いのですが、一人の旅も同じくらい好きです。

著者は「旅の仕方でその人がよくわかる」言います。わたしが自覚しているのは「わがまま」「せっかち」。年寄りがのんびりしているというのは違います。せっかちなのです。そもそも普段、仕事では人にあわせなければならいことばかり。旅に出たときくらい自分の好きにしたい。

 

いきつけの宿は別荘のようなものと考えるといいのです。別荘に比べれば、多少の出費も安いもの。固定資産税も管理費も不要。これなら複数の別荘をもつこともできます。

わたしのイチオシ「別荘」はニューヨークのシィティズンMです。ここのいいところは交流スペースがたくさんあるところ。滞在中に多くの人と話ができました。屋上のパブも素敵です。初夏のニューヨークは白夜のように黄昏時が長く続きます。タイムズスクエアにあるこのホテルから見る夜景は美しすぎて言葉にできません。

 

 実をいうと、ひとり旅にとりわけ欠かせない必需品がある。無限の好奇心であって、それを自分なりに表現する。そのときはじめて旅が自分のものになる。

 よそへ出かけたからといって、別に新しいことがあるわけではない。変化はしていても新しくないのだ。旅先だからこそ新鮮で、えがたい冒険になる。新しさと冒険を自分でつくり出している。旅はするものではなく、つくるもの。旅の仕方で、その人がよくわかる。(本書「出かける前 まえがきにかえて」より)

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