退職教員の実践アウトプット生活

教育、読書、映画、音楽の日々雑感

2021-01-01から1年間の記事一覧

ICT教育を成功させるためのヒント

ワクチンの予約がとれました。私は今64歳なので、対象にはならないと思っていたのですが、今年度中に65歳になる者は接種できるそうで、チケットが届きました。近所の病院でも受けることができると書いてあったので、いくつかの病院へ電話したのですが、「も…

「読書会入門 人が本で交わる場所」山本多津也著

月に1回読書会に参加しています。本格的に始めたのはコロナ禍が起きてからなので、ZOOMというオンライン会議システムを使っています。短い時間ですが、本を通した交流は単に楽しいだけでなく、勉強になります。読書というインプットは、それを人に語るという…

習慣化で「書く力」を伸ばす

3年生の道徳の授業を見ました。「はた・らく」という教材を読んで、「すすんではたらく」ことについて考えます。週末の5校時、しかも気温は25度を超えていました。そんな悪条件にもかかわらず、子どもたちが最後まで意欲的に学習に取り組んでいたので感心し…

「シュリーマン旅行記 清国・日本」

「シュリーマン旅行記 清国・日本」ハインリッヒ・シュリーマン 石井和子訳 講談社学術文庫 福岡にも緊急事態宣言が出ました。旅行に行ける日はまだまだ先のようです。しばらくの間旅行は本の中で体験するしかないですね。私が選んだ本は「シュリーマン旅行…

マイアミの日本庭園

昨日は友人から紹介してもらったマイアミの大学生2人とZOOM会議をしました。 はじめはお互いの近況報告です。私は日本のコロナの状況を説明しました。小学校にも感染がまだ続いて起きていることに驚いていました。アメリカはもう終息が見えているようです。 …

憲法記念日と「その女、ジルバ」  

こんにちは。どこへも行けない大型連休がも半分終わろうとしています。ブルームバーグという米国の大手総合情報サービス会社が、ワクチンが人口の75%に行き渡り、ある程度の集団免疫に達するまでの期間についての試算を発表(4月28日)しました。アメリカは…

「知らなかった、ぼくらの戦争」アーサー・ビナード編著

「知らなかった、ぼくらの戦争」アーサー・ビナード編著 著者はアメリカから日本へ初めて来た1990年に「戦後45年」という言葉をたくさん聞いて、奇妙に感じます。 考えてみれば、アメリカは日本との戦争のすぐ後に朝鮮戦争があり、その後のベトナム戦争、湾…

「コロナ失策からの発見 崩れる民主主義の常識」成田悠輔

先日ラジオで「野ばら」(小川未明)の朗読を聞きました。以前は国語教科書に掲載されていたので、覚えている方も多いと思います。久しぶりに聞いて、深い余韻が残る優れた作品だと感じました。その番組の中で、文字だけの読み聞かせのコツが紹介されていま…

映画「エデンの東」

昨日、コンビニで福岡市の教員募集のポスターを見つけました。コンビニと教員募集の組み合わせ…。今はこれが普通なのでしょうか?世の中変わってきたな、と感じました。教員不足も深刻のようです。さて今日は古い映画の紹介です。 映画「エデンの東」 テレビ…

「子どもの自己肯定感を高める 10の魔法のことば」石田勝紀著

先日、ラジオの文化講演会でこの著者の話を聞きました。つい引き込まれて聞いているうちに1時間が過ぎていました。まず、日本の子どもたちは「偏差値」を自分の価値と思い込んでいるという話題。「そんなことはない」と否定できますか。少なくない大人が、自…

「教師の仕事術 10の原理・100の原則」堀 裕嗣著

「教師の仕事術 10の原理・100の原則」堀 裕嗣著 明治図書出版 4月からの仕事が決まりました。引き続き1年次教員の指導を続けることになります。6名の教師、週1回の指導を行いますが、毎回確実にその力量を向上させることができるように準備を進めています。…

「生きる力 森田正馬15の提言」帚木蓬生

昨日、今年度の「子ども英語教室」が終了しました。子どもたちから手作りの花やお手紙をもらってうれしかったです。さて今日は、大好きな帚木蓬生さんの本の紹介です。 「生きる力 森田正馬15の提言」帚木蓬生 朝日新聞出版 この人のライフスタイルを真似し…

「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン著

先週は福岡の小学生とマイアミの大学生との交流授業のテスト送信を行いました。大学生2人と校長先生、担任教師の顔合わせを行い、授業の流れを確認しました。来週の授業が楽しみです。今日は友人から教えてもらった本の紹介です。 「スマホ脳」アンデシュ・…

「世界一ポップな国際ニュースの授業」藤原帰一・石田衣良

先週は道徳の授業をしました。飛び入りの授業で、同じ題材を繰り返すので、少しずつ改良を重ねて、3度目にはどうにか納得できる結果になりました。 しかし、教材への「思い入れ」は大切ですね。教材はオスカーワイルドの「しあわせの王子」です。少し前に本…

「英語独習法」今井むつみ

先週は、給食に「あなご」が出ました。驚きの食材は和牛、鰤、鯛と続いています。しかし、子どもは「ありがたみ」がよく分かっていないようです。分からないですよね。 さて今日も本の紹介です。 この本は売れています。新聞の書評でも取り上げられ、本屋で…

村上JAM

昨日は土曜オンライン授業が終わった後、JR箱崎駅よこのブックスキューブリックに寄りました。 ここは私が大好きな本屋です。 1階が本屋、2階はカフェ&ギャラリー。 エッセイ、海外文学、ライフスタイル、音楽関係など、とにかく本のセレクトが最高です。 …

「退屈な授業をぶっ飛ばせ! 学びに熱中する教室」マーサ・ラッシュ著 長崎政浩・吉田新一郎訳

先週は、マイアミの友人と2回目のオンライン会議。 現地2人の大学生を福岡市の小学校の教室にオンラインで招くことになりました。 英語学習と文化交流を行う予定です。 さて今日は教育ドキュメントの紹介です。 「退屈な授業をぶっ飛ばせ! 学びに熱中する教…

「出口版 学問のすすめ」 出口治明

先週は指導要録の書き方についての資料を作りました。 今年度から指導要録が変わりました。 文科省は教師の負担軽減の観点から記述の簡素化を促しています。 変更点、留意事項、記入忘れが起きやすい箇所についてまとめました。 さて、今日は出口治明さんの…

「推し、燃ゆ」 宇佐見りん著

昨日は現在マイアミに住んでいる友人とZoom会議をしました。 二人のキューバ系アメリカ人の大学生兄弟を紹介されました。 二人とも日本が大好きで、日本文化について学んでいるそうです。 好きなものを聞くと、宮崎駿監督のアニメ、黒澤明の映画だと教えてく…

2年生国語「スーホの白い馬」

2年生国語「スーホの白い馬」 1 叙述に基づいた確かな読み 国語「スーホの白い馬」を参観しました。 導入では前時の学習のまとめを代表の子が発表しました。「白馬が矢がささっても走り続けたのは、スーホに会いたかったからです」それに対して教師から「そ…

「読む文化をハックする」ジェラルド・ドーソン著 山元隆春・中井悠加・吉田新一郎訳

昨日、福岡市の小学校では全校一斉のオンライン授業が実施されました。朝一番、パソコンの画面に現れた子どもたちは、どこか高揚した嬉しそうな表情をしていました。小さな妹が画面をのぞき込んだり、自分のペットを見せようとしたり。教室から見ているわた…

「歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A」 出口治明著

先週は給食に鯛が出てきて驚きました。初めてだと思います。その前には鰤(ぶり)や福岡和牛入りボルシチもありました。ニュースでも度々話題になっていますが、このところ高級食材が行き場を失っています。それが学校給食にたどりついたということのようで…

「毎日が最後の晩餐」 玉村豊男著

今日はこんな記事を読みました。 Apple to Pay Fine for Update that Slowed Down iPhones アップルは裁判の結果、1億1千3百万ドルを支払うことになりました。これは会社が故意に古いiPhoneの動きを遅くしていたからです。アップルははじめこれを否定してい…

「自分の頭で考える日本の論点」出口治明著

あけましておめでとうございます。 昨日、英会話のオンライン授業でこんな記事を読みました。 Researchers Find Fish Oil May Not Prevent Heart Problems 米国クリーブランド病院の医師たちが2017年6月から2020年1月までに1万3000人を対象に調査を行いまし…